かかりつけ医とは?

 かかりつけ医とは、あなた及びご家族の普段の健康管理をしてくれる身近な医師のことで、日頃の診察の他にも健康相談や指導も含め、いろいろな問題について気軽に相談できる医師です。いつもあなたが信頼してかかっているお医者さんが、あなたの「かかりつけ医」です。

 

 これらの事業をすすめることによって、21世紀の少子・高齢化社会にむかった岸和田市の新しい地域医療・在宅医療に対する「かかりつけ医」の定着を推し進めようとしています。

 

 地域医療・在宅医療の目的は、いくつになっても人々が、いつまでも人間としての尊厳を尊重され、住み慣れた地域で家族及び近くの人々に囲まれて、安心して暮らすことを実現することであります。

 岸和田市民の「かかりつけ医」に対するアンケート調査では、「かかりつけ医」を持っていると答えた人は82%、持っていないと答えた人は17%です。

 かかりつけ医を持っていると答えた方のうちでは、33.3%が病院の医師、43.7%が近くの診療所の開業医、22.3%が病院と開業医の両方と答えています。

 

 軽い病気や慢性病(生活習慣病)でも安定している状態なら、近くの診療所の開業医かかっていただいて、何か変化があれば、その先生からの紹介で専門医や総合病院を受診するシステムが必要です。病院は医療機器の設備が整っていますし、誰しも受診したいのが人情ですが、なるべく能率的に医療が受けられるように病院や専門医と相談し合って、治療をすすめるという新しいシステムがこれからは必要になってくると考えています。(病診連携システム)

 

 「かかりつけ医」というのは、内科の先生がすべて対応するものではありません。それぞれの人のライフ・ステージに応じて小児科・産婦人科・整形外科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科・精神科等異なった専門分野の医師が対応することになります。医師は互いに連携しますので、基本的には何科の医師でも差し支えないということになります。(診診連携システム)

 

 岸和田市医師会では岸和田市の委託事業として、市民基本健康調査(40歳以上)各種がん検診、予防接種等を実施しています。近くの「かかりつけ医」にぜひご相談下さい。

 

 年1回の市民基本健康診査を受けましょう。健康チェックで早期発見・早期治療が大切です。