高齢化社会を迎えて

 今や、日本は世界中で最高の高齢化社会を迎えようとしています。また平成12年度からは介護保険制度も開始されます。加えて「訪問介護」や「在宅医療」の必要性も強く叫ばれるようになりました。このような状況から、かかりつけ医とは何か・・なぜ必要なのか・・かかりつけ医の選び方やつきあいかた等についてお話ししたいと思います。

かかりつけ医を持つことによる優位性

 かかりつけ医は病気の治療をするだけではありません。

 健康相談とか予防接種、それに日頃の健康管理・専門医・各種保健・医療・福祉のサービスの紹介もしてもらえます。体調が悪いとき・気軽に何でも相談できる、かかりつけ医を持つことが、あなたの人生を楽しむための最良の方法と言えるのではないでしょうか?

  • 継続的に診察て貰うことで、気軽に自分の健康相談が出来るばかりでなく、データを日頃から1カ所に集中管理しておくことで検査の二重化の防止・検査費用・医療費の節約等にもつながります。
  • 必要に応じて、専門の病院や総合病院に紹介してもらえ、スムーズに治療が受けられます。
  • 家庭での看護や介護が必要なとき、かかりつけ医が強力なサポーターになってくれます。
  • 往診をしてくれる。
  • 訪問看護ステーションを通して看護師を派遣してくれる。
  • ショートステイやホームヘルパーなど、さまざまな介護サービスを紹介してくれる。また介護保険を受けるには、かかりつけ医の意見書が必要となります。

 かかりつけ医は日頃から、誰もが何でも気軽に安心して相談できる「健康上の友人」と言えると思います。

 あなた自身と家族の健康のために、身近にかかりつけ医を持ちましょう。”病気かな”と思ったら、まずは身近なかかりつけ医を訪ねるようにしましょう。